2012年12月7日金曜日

高橋アキさんの「ハイパービートルズ」

(ジョン・ケージと高橋アキさん)

2012年12月2日 九州大学大橋キャンパス多次元ホールで高橋アキさんのピアノコンサートがありました。
このコンサートは、第三回筥崎千年現代音楽祭2012「ジョン・ケージの100年」というイベントの中の一つのコンサートです。



この日の演目は、ハイパー・ビートルズ!
これは、高橋アキさんが企画した、現代の作曲家たちにビートルズを自由にアレンジしてもらってCDをつくるというプロジェクトから生まれた作品です。
その中から、当日は11人の作曲家たちの曲を演奏されました。

演奏の前に、藤枝守さんと高橋アキさんのトークの時間があって、アキさんの気さくなお人柄とお二人の楽しいトークで、私たちもすっかりリラックスして楽しい時間を過ごしました。

11人の作曲家のビートルズは、それぞれに個性があって、素敵で楽しい作品ばかりでした。
高橋アキさんの音は、本当に美しく、魂に響く音でした。とてもとても繊細で、透明で、かすかな音もホールに響きわたっていました。また、どこからそのエネルギーがやってくるのかと思うほど、ダイナミックで豊かな音が鳴り響きました。アキさんのピアノと、それを心の奥深くで聴いている客席の沈黙が美しい光と美しい影のような、なんとも素敵な空間を創りだしていました。



演奏の中での、私の初めての体験は、ケージの作曲した6台のピアノのための<ビートルズ1962-1970>です。当日は、ピアノが1台しかないので、それ以外の5台のピアノ演奏は、スピーカーから流れてきました。
ビートルズの曲のいくつもの断片が現れては消えてゆく不思議な空間でした。
なんとも、ケージらしい発想です。また、この楽曲の中には、アキさんが数えてみると、なんと27曲ものビートルズの曲の断片が聴き取れたそうです。
武満徹のビートルズもありましたが、聴いた瞬間に武満徹だとわかるほど、本当に彼らしいビートルズでした!

そして、私は、このめったに無いであろう「アルヴィン・ルシエ」の作品を聴くことができたチャンスに感謝します!(笑)
アキさんが弾くルシエのビートルズをその場で録音して、再生するのですが、再生は、ティーポットの中に入れたスピーカーから再生されるのです!!!
そして、アキさんが、時折ティーポットの蓋を開けたり閉めたりするのですが、そのたびに中から、アラジンの不思議なランプから煙が出るように、音がもわわわ〜んと立ち昇るのです。なんだか、タイムスリップしたような不思議な感覚を
味わいました。

現在・過去・未来が平行次元として同時進行しているような、少しの時間のずれで、全てを体験できるような・・・ケージの6台のピアノのビートルズも、ルシエのティーポットから流れてくるビートルズもそんな素敵な時空を奏者と観客とが一緒に体験しているような、とても不思議で感動する瞬間瞬間でした。

そして、この企画を立てられて実行された藤枝守さん作曲のビートルズは、私にとっての一生のテーマのひとつである、植物のメタモルフォーゼのような、みずみずしく、けっして留まることなく変化し続ける、生命力あふれる、素晴らしい曲でした。



このコンサートの一日前、12月1日には、冷泉荘にピアノを運び込んで、ピアノの弦にいろいろとプリペアードして演奏されたジョン・ケージの「ソナタとインターリュード」のコンサートがありました。
とても行きたいコンサートでしたが、仕事が入っていて断念しました。
アキさんが言われていましたが、この時のピアノの調律をされた「ピアノファクトリークジラ」の川内順一郎さんのおかげで、素晴らしい音を体験できたそうです。

(写真はアキさんがピアノにプリペアードしている様子です)

(写真は藤枝さんがカリフォルニア大学サンディエゴ校に
留学中のクラスで学んだ時の「ソナタとインターリュード」の楽譜とメモ書き
*写真搭載の許可をいただいています)

12月2日の調律も、川内さんでしたが、ひとつひとつの音の存在が美しく感じられて、アキさんの奏でるとても繊細な音もダイナミックな音も、弾き手のイメージがそのまま、私たちにつたわって響いてくる素晴らし調律だと思いました。心から気持ちよかったです。
アキさんの音は、本当に繊細で美しかった。演奏もとても素晴らしかったです。
その響きの時空をともにできたことは、私の魂の喜びでした。

演奏するものとして、アキさんのような音の世界、時空を創りだすことを目指して頑張りたいです。神様のような存在ですが。。。
実は、1月14日に、即興演奏のピアニスト、SOSOこと重松壮一郎さんと、東区の箱崎水族館喫茶室でコンサート「雪どけ〜春への祈り」をするのですが、私は、このケージのビートルズを聴いてから、SOSOの即興ピアノで、なにかビートルズの曲を歌ってみたい衝動が沸き上がっています(笑)。

12月8日の明日は、ビートルズのジョンレノンの命日です。
私は、クラッシック馬鹿でしたから(笑)ビートルズをちゃんと聴いたのは、大人になってからです!それも、自分のピアノの生徒さんが教えてくれました。
それから、ビートルズの音楽の世界に感動して、特にジョンの内なる人(ハイヤーセルフ:ジョン自身)には、とても感銘をうけました。
でも、これを話すと、とても長くなりそうなので、また次のエントリーにでも書きたいと思います。「魔女だったジョンレノン?」とかいうタイトルで(爆)

12月23日(土)にはミレミアム・アンサンブル・オブ・ハコザキの旗揚げ公演が箱崎水族館喫茶室であります。19:00開演(18:30開場)です。
これにも、是非伺いたいと思っています。楽しみにしています!

この一連のコンサートは、筥崎千年現代音楽祭というイベントの一環として行われています。詳しく知りたい方は、Facebookに「筥崎千年現代音楽祭」のコミュニティがありますので御覧ください。

そして、是非、1月14日(祝・月)の私たちのコンサート「雪どけ〜春への祈り」にも、足をお運びください(笑)ただいま予約絶賛受付中です!




2012年11月11日日曜日

1/14 重松壮一郎さんとのライブのお知らせ




新しい年のはじめに、そして春を待つ雪解けのころに
重松壮一郎さんと、福岡にて、ライブを開催することになりました。

凜とした空気や柔らかな光、心の奥の白い色・・・
あたらしく生まれる命の音、深く深く流れる水の声
ひっそりとそこにある無限の音たちのことなど・・・
尊く命あふれるものたちと共鳴しながら、
大切に大切に音を紡ぐことができたらと思います。

どうぞ、足をお運びください 。
心よりお待ちしています。
小さな会場ですので、お早めにご予約くださいね。

ご予約はsoso 
tel: 090-6518-6963
または、私(大塚)へ
kinka_orpheus★mac.com(★を@に変えて送信)
タイトルを「コンサート予約」としてお申込みください。




ブログラムなど、詳細がきまりましたら
また、お知らせします。

今はまだ、SOSOも私もイメージを膨らませて
それぞれの中で暖めているところです。。。
素敵なコンサートになりますように♬


**********************

大塚れな + 重松壮一郎
うたとピアノのコンサート
「雪どけ~春への祈り」

とき: 114日(月・祝)
会場: 箱崎水族館喫茶室 http://www.hakosui.net
  (福岡市東区箱崎1-37-21 / tel: 092-986-4134
アクセス: 福岡市地下鉄箱崎線箱崎宮前駅 1番口より徒歩5
時間: 開場17:30 開演18:00
料金: 前売2500 当日3000 + 1ドリンク・オーダー
出演: 大塚れな(歌)、重松壮一郎(ピアノ)


【ご予約・お問い合わせ】
みずのえ(重松)
tel: 090-6518-6963

2012年9月3日月曜日

河合拓始さんのコンサート素敵でした♬




9月1日に糸島「糸屋」さんであった河合拓始さん
ミニピアノコンサート、とっても良かったです。
河合さんを紹介したビデオでは、ダイナミックな演奏の
様子を撮っていましたが、糸屋さんでの演奏は、とても繊細で、
河合さんの優しい心を感じられる演奏だと私は思いました。

人は、自分の中に動の世界と静の世界を併せ持っていますが、
それをピアノという楽器と、トイピアノや鍵盤ハーモニカという
2つの世界で、表現できるのは、素晴らしいなと思いました。
ピアノでの演奏は、限りなく自分を外に表わしていく世界で、
トイピアノでの演奏は、限りなく自分の内面に耳をすませて、
語っていく世界のような気がしました。

糸屋さんと、そこにいる私たちを包み込むような演奏は、
癒しの時間でもありました。
そして、コンサートを聴きに来た私たちも、宮沢賢治の
詩を一緒に朗読したり、一緒に歌を歌ったりして、心から
楽しみました。

コンサート後の懇親会では、ベジの食事をいただけたり、
ひさしぶりに偶然お会いした友人と話しが盛り上がったりして、
コンサートも、そしてコンサートが終わってからも、本当に
幸せな時間を過ごしました。
懇親会で、河合さんと少しお話しさせていただきましたが、
即興演奏は、自分との距離感が縮まるものだというお話を聴き
ながら、本当にそうだな〜と思いました。
私の即興は、メロディですが、それでも、本当の自分がそこに
いるという実感があります。「今」「今」「今」の私です(笑)

ショパンのマズルカを弾いていても、このリズムは。。。とか
考えると、どうしても本当の自分との間に距離感を感じてしまう
けど、即興演奏は、そういう意味での距離感が縮まるんだと河合
さんは、いっていました。その感覚、とても、よくわかります。

西洋の音楽って、日本人にとっては、やっぱり最後の最後まで、
心底一緒になれないというか、なんだか縮められない最後の
距離感があると思うのです。
私も、ショパンのワルツを弾くときや、お正月に必ず演奏される
ウィンナワルツを聴く度に、農耕民族と騎馬民族かの違いがここ
あるよね〜と思っていました(笑)。

私の即興の歌は、メロディの時もあれば、どこからか、歌詞が
おりてくることもあります。それは、どこの国のものともわか
らない言葉ですが、その言葉のイメージや、伝えたい意味のよう
なものは、とても明確です。
その言葉を、今「宇宙語」などと言う人もいますが、宇宙とつな
がる、深い部分の自分とつながるということでは、そうなのかも
しれません。
私のこの感覚、この言葉やメロディは、もう5才くらいの時から、
持ち続けていたものです。

そんな自分の歌と、トイピアノで、何かできないかな〜できたら
素敵だろうな〜と今思っています。
いつも、完全熱唱タイプ(爆)の私ですが、囁くような歌をトイ
ピアノと一緒に歌ってみたい。。。でも、弾き歌いも、なんだか
ちょっと違う気がするけど、とにかく、河合さんの演奏に刺激さ
れて、私は今、トイピアノがとても欲しくなっています(笑)

河合さんの持っていたトイピアノは、ひとつはカワイ楽器のもの、
そして、もうひとつは、四国の方(お名前を忘れてしまいました)
がオリジナルで創られたたもので、それを二段に重ねて演奏して
いました。そのオリジナルで創られたピアノの音色はとても素敵
でした。

演奏曲目は、モーツァルト、サティやラヴェル、ジョーン・ケイ
ものまで、本当に盛りだくさんでした。
サティは、あの有名な「ジュ・トゥ・ヴ」や「ノクチュルヌ」
そして、ラヴェルは、マ・メール・ロワの連弾曲をソロにアレン
して弾かれていました。マ・メール・ロワは、友人と良く弾い
ていた曲で、あの最後のグリッサンドをどうするんだろうと、内
心ワクワクして聴いていましたが、ちゃんと指で弾かれていまし
たが、それも素晴らしかった
です。モーツァルトは、トルコ行進曲!きっとグールドが聴いて
たら喜んだと思います。そんな素敵な演奏でした。

ラヴェルの曲も、みんなピアノの学生時代に弾いた曲でした(笑)
これが、ピアノのコンサートだったら、いろんなことを思い出し
りして、頭を抱えたりすることもあるのですが、今回は、心か
楽しめました。
以前、学生の時に、美術館の展覧会の受付のアルバイトをしる時
があって、印象派の絵画展の時に、印象派の音楽をずっとBGMで
流していたんですが、これが、毎日毎日聴いていると、本当に、
その絵が生まれてくる時代の空気感を感じたり、時間がどんなふう
に流れていたのかとまで感じられるようになってくるんですよね。
そんなことを、思い出したりした素敵な演奏でした。

そして、なんと、あのケージの4分33秒を、みんなで演奏しました!
面白かった〜。みんなが、同じ空間にいることや、それぞれの感覚
開ききって、その空間やそこに生まれている音を感じ入った時間
だったと思います。

「糸屋」さんは、本当に素敵な空間です。
私も、何かで一緒に絡むことができたらな〜と思います。
ずっと前から、役者さんに空間を感じる呼吸法や発声法をレクチャー
してきたのでなにか、そういうワークとかやれたらいいかもな〜なん
てなんとなく思いながら、帰ってきました。

みなさんも、是非、糸屋さんへ遊びに言って下さい。
いろんな人が出会ったり、新しい何かがどんどん始まる場所だと思います。
赤ちゃんから、壮年層の大人まで(笑)一緒に居れる空間って凄いです!
「糸屋」の住人の福井くん、本当にありがとう♬
また、遊びにいきます。


2012年8月28日火曜日

9/1(土)河合拓始さん コンサート in 糸家



今日は、糸島にある〜糸島空き家プロジェクト
「糸家」さんである河合拓始さんのコンサートのご案内です。
「糸家でトイ・ピアノと鍵盤ハーモニカを聴こう!一緒に歌って、
朗読しよう!」という、何とも素敵な企画です。

私は、今は歌を歌っていますが、実は、高校の時から
ピアノ科の学生でした(笑)。
歌を歌うようになって、すっかりピアノ演奏から
遠ざかってしましましたが、また復活できたらな〜と
密かに夢を抱いています。
でも、手の小さな私は、トイ・ピアノの魅力にも惹かれていて、
いつか演奏できないかな〜と思っていました。
そこへ、糸家さんの住人でもある福井さんから、
この素敵なコンサートのお知らせをいただいたのです。

河合さんは、即興演奏のピアニストで作曲家。
そしてトイ・ピアノも演奏されるときたら、
私の大好きなこと、全部できる人だ〜!ということで、
絶対に行きたいコンサートだったので、大喜びの私でした。

だけど、コンサートがある9月1日は、
飯塚〜直方でのワークの日でした。
それで、行けないことをとても残念がっていたら、
次の週にワークの日にち変更のお願いのメールが入りました。
(決して引き寄せていませんよ・笑)

ということで、コンサートに行けることになった私は、
河合拓始さんのコンサートをとてもとても楽しみにしています。
みなさんも、よかったらご一緒しませんか。

<コンサート詳細>

★9月1日(土)19:00開演

<糸家でトイピアノと鍵盤ハーモニカを聴こう!
一緒に歌って、朗読しよう!~河合拓始ライブ>

糸島(筑前前原)のユニークなスペース
「糸家」さんでのライブ。

バッハやサティなど聞きやすい楽曲のほか、
環境音を聞くケージの試みや、宮沢賢治が作曲した音楽、
参加者皆さんにも朗読や歌で一緒に参加していただいたり
など盛りだくさんの楽しいライブです。

出演:河合拓始(トイピアノ、鍵盤ハーモニカ)

曲目:バッハ、サティ、河合拓始、宮沢賢治、ケージ、
   即興演奏など

会場:「まちの縁側~糸家~」(福岡県糸島市篠原東1-23-8)→http://www.itoya.org/

参加費:大人1000円、学生(大学院生~小学生)500円、
    未就学児無料
定員:15名まで 

お申し込み・問い合わせ:
amenbo_fukui_0110@yahoo.co.jp(福井崇郎)

※終了後に懇親会あり(自由参加)

プロフィール:河合拓始(かわい・たくじ)

ピアニスト。1963年神戸市生まれ。
幼時よりクラシックピアノを学び、その後現代音楽に興味を持つ。
1987年頃から即興演奏を始める。京都大学卒業後、
1991年東京芸術大学大学院修士課程(音楽学専攻)修了。
ライブハウス等で演奏活動を開始。即興音楽家としてソロや
アンサンブルのほか様々なジャンルのアーティストと共働する。
1998年頃から作曲も行なう。近年は現代音楽作品に再び取り組み、
精力的にコンサート活動を行なうほか、即興演奏ライブ、
トイピアノや鍵盤ハーモニカでの演奏会、朗読や舞踊との共演、
ポピュラー系歌手との演奏など活動は多岐にわたる。
CDにソロ「ジュエリー」「ピアノ・プラトー」「偶対と水」、
すずえり・沢田穣治両氏との「Licentia Poetica」、
秋山徹次氏との「Transition」など。
2008年欧州演奏旅行。
2011年ニューヨークでトイピアノ音楽祭参加。
2012年、長年拠点としてきた東京から福岡県糸島市に居を移し、
活動の場を広げている。

2012年8月12日日曜日

9/9(日)ラブソング・コンサート inレストランITOSHIMA




暑い毎日が、続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか?
お盆が過ぎると、秋の風。。。
いろいろと、私たちのまわりも変化していきますね!

糸島のレストランITOSHIMAさんで、定期的に続けている
ミニ・コンサートですが、次回は9月9日です。

9月9日のミニ・コンサートのタイトルは
「ラブソング・コンサート」
愛の歌を沢山歌います♡

夏休みも終わって、楽しかった夏の思い出に浸ったり
秋から何か始めてみようと思ったり・・・
環境や心境の変化がいろいろとある時ですね。
失恋あり、出会いもあり、つかの間の恋もありの夏の終わり。
そんな時こそ、ラブソング・愛の歌を歌いたいな~と思いました。
ピアノは私の歌をいつも支えてくれる木下順子さんです。


9月9日(日) 15時~14時 ラブソング・コンサート
コンサートは無料ですが、東北を応援するための募金に
みなさんのお気持ちで参加していただけると嬉しいです。
みなさんの飲食代からも、10%を募金に当てさせていただきます。
コンサートの時の特別メニューは、デザートプレート¥750です!
どうぞ、楽しみにお越し下さい♬

2012年7月24日火曜日

鞍手郡の「虫の家」に行って来ました






昨日は、鞍手郡小竹町にある「虫の家」に行きました。
絵描き屋の西村聡子さんに誘われて行ってきました。
虫の家で過ごした時間は、素晴らしい時間でした。


虫の家の皆さんと、2時間ほど、歌を歌ったり絵を描いて過ごしました。
心のそこから楽しかったです。
私が、ここに、この地球に生きていることを、
心から祝福してくれているような
とっても、幸せな時間でした。


今度いつくる?また来て欲しいな~と言ってくれた時は
本当に嬉しかったです。


昨日は、みんなで、即興で歌を作って歌ったりしました。
メロディも歌詞も素敵でした。
歌詞は、とっても詩的で美しかった。


即興で歌を作ると、その時の素直な自分が現れます。
だから、彼らが、どんなに素直で、美しい魂をもっているかがわかります。
歌を作る前に、自分の好きな歌を、歌ってくれたのですが、
その声も、とっても美しくて素晴らしかったです。


みんなで、カラオケに行ったりするというお話を聞いていましたので、
まったく違った音楽の世界に触れてもらえたらと思い
歌の原点に触れるような時間にできたらと思っていましたが
みんなの反応は素晴らしかったです。


最後に、私も、歌を歌いました。
私は、虫の家のみんなと過ごしている時に
自分が、もう歌を辞めてしまおうかと思っていた時に
もう一度歌ってみようと思えたきっかけになった
ある出来事を思い出して涙が出そうになっていました。


私は、凌ぎの世界で歌を歌っている時、
何のために、誰のために歌を歌っているのかが
わからなくなって苦しんだことがあります。
声も出なくなって、心も病気になって
長い間歌を歌わなかった時期があります。
もう、歌をやめようと思っていました。


その時、友人から頼まれて歌いにいった
障がい者の授産施設のクリスマス会。
私の歌を待っていてくれたのは、
美しい魂を持つ人たちでした。


私の歌が始まる時の、かって自分が体験したことのない温かな沈黙、
歌が始まると、吸い取り紙のように私の歌が吸い込まれ
信じられないところで、マニアかプロにしか分からないような
タイミングで拍手がくる。。。
私の歌が、喜んでいるのがわかる。
そんな体験して、もう一度歌ってみようと思うことができた
その時の体験と、同じ時間が、昨日の虫の家には流れていました。


本当に、虫の家に行くことができたことを
心から感謝します。
なにか、思い出に、写真を撮ろうかと思いましたが
そういうことさえ、無意味に感じられました。
この目の奥と、心の中に、しっかりといろんな瞬間を
焼き付けてきました。


この体験は、なかなかできるものではありません。
たくさんの人が、虫の家に遊びにいくといいな~と思います。
自分が、何て小さな人間だろうときづいたり、
すべての原点を思い出せたりすると思います。


彼らは、障害を持っていると言われています。
そのために、現代社会では、
みんなと一緒に勉強できないと言われたり、
仕事ができないと言われたりしていますが、
多くの人が持っていない素晴らしい感性をもっていたり
表現力を持っていたりします。
そのことを、誰も感じたり、知ろうとしないまま、
彼らの居場所を奪ってしまうのです。


みんなは、彼らのことを、持つべきものを持っていないとか、
発達が遅いとか、人と同じようにできないとか言っていますが、
そんなことはないと私は思います。
素晴らしい感性をもち、素晴らしい表現力を持つ彼らが
多くの人と同じような歩みができないのはあたりまえです。


それでいいのです。
彼らは、彼らのままでいい。。。
私たちは、彼らから、学ぶことや、感じることがたくさんあります。
彼らの前では、本当に小さきものになるのです。
本当に無力な人になってしまうのです。




多くの人々は、何故か、彼らのことを社会に適応できないといい
少しでも、社会に適応できるようになるためにと、
訓練したりするのです。
でも、それは、彼らを苦しめることになる。
彼らが、自分でいれなくなるからです。


大切なことは、彼らが彼らで居れるということです。
そういう場所があるということ、
そういう場所を作ったということは、
本当に、素晴らしいことだと思います。




昨日は、彼ら との出会いはもちろんのこと
感動することがいっぱいでした。
いつも、私の大転換期に、
絶妙なタイミングで連絡をくれるさとちゃんに
心から感謝します。


虫の家での楽しい時間のあとは、
飯塚市内のアルクカフェで友人たちとランチ。 
本当に、いろんな話に花が咲き、お腹のそこから笑って
ちょっとだけ、真面目な、ためになる話もしたり、
素晴らしい一日でした。


私の体調を、皆さん心配してくださってましたが、
多分、山は越えたと思います。
虫の家で過ごした時間と
そのあとの、楽しいおしゃべりが
何よりの薬になりました。


本当にありがとう♡

2012年6月28日木曜日

7/1 キャンドルナイトコンサートinレストラン糸島




夏至の夜から、7月7日まで、全国で
キャンドルナイトのイベントが続きます。

「でんきを消してスローな夜を」と
<100万人のキャンドルナイト>は呼びかけています。
夜8時から10時のあいだ、みんなでいっせいに電気を
けしてみませんか?
ろうそくの灯りで過ごしてみませんか?

7月1日に、レストランITOSHIMAでは、
午後3時から夜のディナーの時間まで
キャンドルナイトを演出します。

私は、午後3時から4時までのミニコンサートで歌います。
ピアノはいつも私を支えてくれる木下順子さんです。
今回は、子供たちにも、聴きにきてもらいたいね〜ということで
子供たちにも、楽しんでもらえる曲も歌います。
どうぞ、親子でご参加ください。
もちろん、お一人でも、お友だちと一緒でも、ご家族でも
カップルでも、大歓迎です♡

コンサートは無料ですが、東北を応援するための募金に
みなさんのお気持ちで参加していただけると嬉しいです。
みなさんの飲食代からも、10%を募金に当てさせていただきます。
コンサートの時の特別メニューは、デザートプレート¥750です!
どうぞ、楽しみにお越し下さい♬

キャンドルナイトイベントにも、今回のコンサートのことが
アップされています。
みなさんに、お会いできるのを楽しみにしています♡

2012年6月14日木曜日

6/16(土)まんが喫茶1周年記念イベント ミニ・コンサート in しまうま




616日(土)に糸島の「ふーど工房しまうま」さんである
まんが喫茶1周年イベントで歌います♬

当日は、朝10時から、夕方の4時まで、たのしい企画がつづくようです。
まんがには、あまり縁のない私ですがw 楽しい雰囲気が伝わってきます。
スケジュールは以下のとおり、当日は糸島の著名な方々が勢揃いするようですw

萩尾望都とか読んでたっていうと、すごいじゃないですか〜と言われました。
そうなんですか???

ちなみに、当日のピアニスト木下順子さんは、限られた年代の(笑)
アニメフリークらしいです。
今度、そのころのアニソンでプログラムを組んでみたいものです。

***********

10:00 オープン
 ☆ワンコインぷちぷち脳内ヒーリング(本田郁子さん)

13:00~13:30
 ☆まんがクイズ&じゃんけん大会(MC 上野賢太郎氏)
     ◀豪華賞品あり!▶

14:00~14:30
 ☆大塚れな&木下順子によるミニ・コンサート

14:30~16:00
 ☆ワンコイン ヘッドマッサージ(大田陽子さん)

************

当日のミニ・コンサートのプログラムは
アニメソングを中心に演奏する予定です。

◎愛は花 君はその種(おもひでぽろぽろ)
◎もののけ姫(もののけ姫)
◎君をのせて(天空の城ラピュタ)
◎いのちの名前(千と千尋の神隠し)
◎アヴェ・マリア
◎アメイジング・グレイス

アニメフリークのピアニスト順子さんは
ノリノリです♬
私も頑張ります。

皆様にお会いできるのを楽しみにしています!

************

<お知らせ>
★当日の「しまうまバーガー」(250円予定)はイベント時大人気で
売り切れる可能性がございます。
お試しされたいという方には、予約受付を致します。
小希望の方はご遠慮なくお申し出ください!

★当日はランチ、300円フリードリンク、ソフトクリーム、ぽこぽこパン等も
ございます♬
しまうまランチ 680円
ハンバーグランチ 700円
糸島の野菜をふんだんに使った身体に優しいランチです。
これを機にどうぞご賞味ください。

★このイベントは「東日本大震災のチャリティ」も兼ねております。
入場は無料です。
皆様の心ばかりの募金をお願いできたら幸いです。

★ぜひ、ご家族やお友だちお誘い合せのうえ、足をお運びいただけたらと思います。

2012年6月5日火曜日

ありがとう♡ ララバイコンサート



2012.6.3  重松壮一郎さんとのララバイコンサート
お越しくださった方、本当にありがとうございました。
また、同じ空間にはいることができなかったけど
それぞれの場所で心を寄せて下さった方
本当にありがとうございました。

はじめてのsosoとのセッション。
一緒に音楽をつくるのは、本番前の数時間という
本当にドキドキのコンサートでしたが、
短いリハーサルの時間の中でも、おたがいの音の世界が
心地良く共鳴して楽しいデュオの世界をつくることができたと思います。
リハーサル前に、食事をしながらsosoといろんな話しができたことも
二人の世界をつくるのに、とてもいい時間になったと思います。

合わせていて感じたのは、何も説明したり、言葉を交わさなくても
お互いの大切にしている世界や音を感じることができて
お互いが響きあう世界をつくっていけるという喜びでした。

また、今回は、宮沢賢治の世界を表現してみたいとおもって
あまりみなさんに知られていない小さな曲や朗読もやりました。
今回のお客さまには、朗読のプロの方や、詩人の方、役者さんなども
いらっしゃっいました。
いろいろ考えると、私にできるのだろうかとも思ったのですが、
なんとか自分なりにやってみて、こんな私でも、朗読の喜びを
感じることができました。
sosoのピアノと一緒にお話する時間は、とても贅沢な時間でした。

コンサートの時間、みなさん涙をながされたり、
感動したと感想を伝えてくださいましたが
そのことは、演奏者にとっては何よりの喜びです。
これからもまた、是非sosoとのコンサートをすることができたらと
思っていますので、どうぞ、楽しみにしていてください。

私個人としては、コンサート前に、心身ともに最悪の不調状態だったことや
当日も、演奏する自分というものを保てないほど、いろんなことがあり
完全にパニック状態でした。
また、今回のコンサートは、私の会社の初めての
音楽イベントだったにもかかわらず
社長に挨拶をしてもらうのをすっかり忘れてしまったり、
反省することがいっぱいですが、
この失敗を繰り返さないよう、尚一層素晴らしい演奏を
お届けできるように精進します。

いま、やっと日常にもどって、いろんなことを冷静に思い出し
顔から火がでるようなことをいっぱいしたことを、ひとり反省しています。

今回も、音楽仲間や、会社のスタッフに
強力なサポートをしていただきながら
演奏することができました。
また、コンサートに寄せてお花やお菓子の
プレゼント本当にありがとうございました。
この場をお借りしてお礼を申し上げます。

みなさんの温かい思いに
心から感謝していますm(__)m
ありがとうございました。

2012年5月29日火曜日

6月3日 ララバイコンサート プログラムより③




6月3日(日)重松壮一郎さんとご一緒する
ララバイコンサートまで、あと1週間となってしまいました。
この一週間は、きっととっても速いと思います(笑)。
今回は、ずばりお相手のsosoこと重松壮一郎さんのご紹介です。
貼り付けた動画は東京「暗闇カフェ」での即興演奏。
実は私もこの場所にいました!

私がsosoの生演奏を初めて聴いたのは、
北九州のドラム缶というライヴハウス。
お友だちのアロマセラピスト矢田ふみさんが、
コンサートの香りの演出をされていました。
sosoの演奏にぴったりの香りが、
sosoの演奏と一緒に空間をつくっていった
ステキなコンサートでした。

私は、その時のsosoの演奏を聴いて、
いつか一緒に演奏できたらな〜と思ったのでした。
彼の演奏は空間に響きわたる演奏です。
そして、聞く人の魂までとどく演奏です。

私が演奏する時にずっと大切にしてきたこと、
それは、私がそこに立っている、
私を存在させてくれている空間のすべてに
響き渡るような歌を歌うということです。
歌は感謝や祈りのほかのなにものでもないと思います。

その時に一緒にいて下さったすべての方と
一緒に空間を創ります。
だから、その時のだれひとりかけても、
その時の私の演奏は存在しないのだといつも思います。
その時そこにいたすべての人、すべての存在と一緒に
私の音楽はつくられるのだと思うのです。

私は、歌が空間を舞っていくのを感じるのが好きです。
そしてその時、自分の魂がどんなに喜んでいるのか
悲しいんでいるのかが、空気になっていくのを
感じるのが好きです。

そして、ずっとずっと大切に思ってきた「いのち」のことを
sosoもとても大切にしています。
それは、いろんな言葉をつかわなくても、
深いところで繋がっているのだと感じられること。

今回の「いのちに捧げる子守唄」というサブタイトルは
sosoがつけてくれたものです。
でも、このタイトル以外にないと思えるくらい
私も同じ思いでした。
ひとつひとつの曲をいのちに捧げるつもりで演奏したいです。

当日、曲の説明は一切なしで時空が音楽とともに流れるような
コンサートにしようという私たちの思いがあって
MCがありません。
そのために、このブログで、
すこしだけ演奏曲のお話をさせていただいています。

当日、変更がなければ、
私たちが演奏する曲目は以下のような予定になっています。
どの曲も本当にステキな美しい曲です。
どうぞ楽しみにいらしてください。

◎My Lagan Love(ウェールズ民謡)
◎Suo Gan(ウェールズ民謡)
◎牧歌(宮沢賢治)
◎星めぐりの歌(宮沢賢治)
◎みずよとわに(作曲:重松壮一郎/作詞:稲尾教彦)
◎鳥の歌(カタロニア民謡)
◎Amazing Grace(聖歌)
◎sosoとrenaの即興演奏


重松壮一郎 大塚れな
ララバイ・コンサート ~いのちにささげる子守唄~
63(日)開場530p.m 開演600p.m
九州キリスト教会館 Fホール
 福岡市中央区舞鶴2丁目7-
チケット¥2000(当日¥2500
駐車場がありませんので、最寄りの駐車場、
公共の交通機関をご利用下さい。


チケットのお申し込みは、電話またはメールにして承ります。

☎9488-6076(はじめに090をつけてください)

Mail kinka_orpheus★me.com(★を@に変えて)
タイトルを「6/3コンサート予約」として
大塚れなまでお申し込みください。
ご予約だけでなくお問い合わせもお気軽に!
電話に出ない時には、留守電を入れてくださいm(_ _)m

また、コンサートのチケットは、下記のお店でお求めできます。
どのお店もとってもステキなお店です。
チケットお求めの際には、お買い物やお茶やお食事も、
どうぞ一緒にお楽しみください♡
ナチュ村(天神)
くつろぎダイニング 和楽mama(糸島・加布里)

また、コンサート終了後に、
カフェ パンデローさんにて
アフターパティーを行います。
お食事とワンドリンクで¥3000です。
出演者とコンサート後におしゃべりしたい方は
コンサートチケットの予約方法で
お早めにお申し込みくださいm(__)m

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今回は、宇宙のリズムのブログ
空気のなかでどこまでも感じるものについて
書きました。
よかったら、読んでくださいm(__)m